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2007年9月1日
大会展望
 

世界の超人が躍る バドミントンの夢舞台・北京五輪まで1年を切り、世界の強豪選手たちによる出場権争いがいよいよ本格化。

2007年最大のビッグイベント・世界選手権から約3週間が経過し、選手たちも心機一転で今大会に挑む。
ここではトップ選手の紹介を中心に優勝の行方を展望しよう。

世界の精鋭がひしめく男子シングルスでは、同種目初の3連覇をねらう林丹(中国)が、頂点に最も近い存在だ。ラリーポイント制に順応したスピーディーな攻撃展開に加え、左腕から繰り出す豪快なスマッシュは天下一品。王者の意地とプライドをかけV3に挑む。
この連覇に待ったをかけるのが、因縁のライバルであるタウフィック・ヒダヤット(インドネシア)、そして豊富な運動量と丁寧な試合運びを得意とするリー・チョンウェイ(マレーシア)だ。とくにタフィーは、前回決勝で林丹に敗れただけに、リベンジ、そして初優勝に期待がかかる。
そのほか、欧州の雄・ピーター・ゲード/クリステンセン、そして林丹の同僚・鮑春来、陳金ら実力者も虎視眈々と上位をねらう。

男子ダブルスでは、昨年の王者でベテランのチャンドラ/トニー(インドネシア/アメリカ)、世界選手権覇者のキド-/セティアワン(インドネシア)、世界ランク1位の傅海峰/蔡贇(中国)の争いに注目。どのペアもスーパーシリーズでは激戦を展開しており、今回も激しいラリーの応酬が繰り広げられるに違いない。若手の台頭でダブルス王国・韓国が復活する可能性もあり、さらなる熱戦も期待できるだろう。

中国の独壇場が長らく続く女子。
シングルスでは、前回大会でファイナル29-29という国際大会では珍しいスコアを演じた張寧、謝杏芳(中国)の2強が優勝候補だ。前回の接戦を制した張寧は今年32歳になったが、その正確なショットは健在で林丹と同じく3連覇に挑む。一方、世界ランク2位の謝杏芳もスーパーシリーズで3勝と好調をキープ。張寧の連覇を阻止し、日本の地で初の栄冠を手にしたいところだ。
そのほか、世界選手権を制した朱琳(中国)をはじめ、中国の若手・蒋燕皎、盧蘭(中国)、フランスのピ・ホンヤン、アジア大会王者の王晨(ホンコンチャイナ)が上位に進みそうだ。

ダブルスも中国勢の強さは際立っており、全英覇者の魏軼力/張潔雯や、強力な攻撃を武器とする楊維/張潔雯が有利。
しかし、そのほかは混戦模様となり、日本のエース小椋/潮田、昨年8強に入った松田/赤尾ら日本選手にも、表彰台のチャンスは広がる。

混合ダブルスは、破壊力抜群の鄭波/高崚(中国)が頭一つ抜けているが、前回決勝を争ったリンペレ/マリサ、ウィディアント/ナッチル(インドネシア)、そして混合を得意とするイングランド勢が対抗馬となる。

ホームの利を生かしたい日本選手は、男子ダブルスの坂本/池田、女子ダブルスの小椋/潮田ら世界選手権銅メダルペアを筆頭に、全種目で上位進出をねらう構えだ。
混戦を極める男子シングルスは、日本の第一人者である佐藤翔治が「観にきてくれるみなさんの前で勝った姿を見せたい。目標はベスト8」と宣言。昨年のトマス杯でタフィーを破った相性のよい東京体育館で、感動の勝利を再現したいところ。
女子シングルスは、廣瀬栄理子が右足負傷で出場は微妙となるが、森かおり、平山優の奮起に期待。
男子ダブルスでは速い展開を得意とする坂本/池田ほか、堅守の舛田/大束、攻撃型ペアの川口/川前が挑めば、混合ダブルスでも日本王者の舛田/前田が、格上相手にどこまで勝ち上がるかに注目だ。
 
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