2007年9月13日
YONEX OPEN JAPAN 2回戦の様子 |
|
|
| English Information |
YONEX OPEN JAPAN 2007 バドミントン BWF スーパーシリーズは大会3日目を迎えた。
大会3日目の今日は各種目とも2回戦が行われ、ベスト8をかけた熾烈な戦いが繰り広げられた。
混合ダブルス2回戦に登場したのは昨日の1回戦を見事ストレートで勝利した舛田圭太 /前田美順ペア。相手は、一昨年の本大会混合ダブルスで優勝したスッケー・プラパカモル/サラリー・トゥーントゥンカムペア(タイ)。
第1ゲーム序盤は、タイペアがリードを広げるが8-10から日本ペアが4連続ポイントで逆転し、折り返しの11点は先に日本ペアが奪う。前田選手が激しいスマッシュを我慢してレシーブし、舛田選手の強打に繋げる試合運びを展開した。13点を過ぎてからはお互いに点の取り合いとなるシーソーゲームになったが、日本ペアが先にゲームポイントを握った。ディフェンディングチャンピオンも意地を見せ、プッシュを決めてデュースに持ち込むが、そこから日本ペアが2連続ポイントで勝利し、 22-20でこのゲームを奪った。
第2ゲームも拮抗した試合となった。11点の折り返しまでは日本ペアが第1ゲームの勢いを持続し、リードを保つがタイペアも追い上げて17-16と逆転し、ゲームポイントを握る。日本ペアも追いついてデュースにもつれ込むが、23-20でタイペアが第2ゲームを取り返した。ファイナルゲームは日本ペアのリードで始まり、8-4と幸先良くスタートするが、タイが中盤連続してポイントを稼ぎ12オールと同点に追いつくと、 13点からは8連続ポイントで一気にマッチポイントを握り21-15でタイペアが勝利。
日本ペアは昨年王者に肉薄したが、あと一歩及ばず無念の敗退となった。
|
 |
 |
男子シングルスにはこの種目で始めての3連覇を目指すリン・ダン(中国)がロスリン・ハシム(マレーシア)と対戦した。
世界ランキング1位で、先の世界選手権でも2連覇を達成しているリン・ダン選手は、巧みなラケットワークと制度の高いヘアピンで第1ゲームを21-11と簡単に奪った。
第2ゲームに入ると、ロスリン・ハシム選手もスピードをあげ、揺さぶりに対応しはじめて3-3の同点からリン・ダン選手のレシーブが甘いところをプッシュで決め手、初めてリードを奪った。この後は、クロスカット、リバースカットを有効に使い、同点にはされるものの、リードを許す事無く、最後はリン・ダン選手のクロススマッシュがサイドアウトとなり、ロスリン・ハシム選手が21-18でゲームを奪い返した。
ファイナルゲームに入ると、リン・ダン選手は第1ゲーム同様集中したプレーで圧倒。11-9から、このゲームで初めてジャンピングスマッシュを豪快にきめるなどしてミスの無いプレーで21-11で勝利した。明日のピーター・ゲード選手との対戦については、「全力で戦う」と短いコメントを残して、会場を後にした。
|
 |
一方、明日のリン・ダン選手の対戦相手となるピーター・ゲード(デンマーク)は、1回戦で日本の田児選手を破ったン・ウェイ(ホンコンチャイナ)と対戦した。
ランキング通り、第1ゲームはピーター選手が大量リードを奪う。フォアのクロススマッシュを効果的に使い、終始リードを奪って第1ゲームを勝利した。
第2ゲームは、逆にン選手がリードし、中盤まではン選手の主導権で試合が進む。しかしピーター選手が13-12と逆転し、マッチポイントを握ると一気に勝負を決め21-18で勝利し、ベスト8を決めた。
「ヨーロッパの実力を見せたい。アジアとの差をつめたい。」と明日のベスト4進出をかけた準々決勝に並々ならぬ決意を見せていた。
|
 |
女子シングルスでは、世界ランキング1位のツァン・ニン(中国)と世界ランキング 16位のトレーシー・ハラム(イングランド)が対戦した。
世界選手権では、まさかの3回戦で敗れたツァン・ニン選手だが、大会3連覇がかかるこの大会では優勝候補の筆頭。
第1ゲームはツァン・ニン選手のコーナーを丁寧につくプレーにトレーシー選手はついていけず、21-11で簡単に奪った。
第2ゲームも序盤は、ツァン・ニン選手がリードを奪ったものの、トレーシー選手は11-7の劣勢から相手のミスに乗じて11-11の同点に追いついた。しかし、ツァン・ニン選手は慌てることなく、突き放したかに思えたが、粘り強くラリーをつなぐトレーシー選手はスマッシュを決めるなどして、逆に18-17とリードした。しかし、先にゲームポイントを掴んだのは、ツァン・ニン選手。相手のバック奥に速いロブを運び、20-18としたが、クロスヘアピン、クロスロブとミスを重ねてしまう。
最後は、23-21でこのゲームを取り、2-0のストレートで勝ちあがったが、「満足できる内容ではなかった」と試合後反省の弁を述べていた。
|

|
日本女子シングルスで唯一、今日の2回戦に駒を進めた平山優選手は第7シードのルー・ラン(中国)と対戦した。リーチの長いルー・ラン選手に平山選手がどのように対抗するかが勝負の分かれ目となった。
平山選手のフォア奥に球を集め、体勢が崩れたところをリバースカットで決めるルー・ラン選手に平山選手はなかなかついていけず、連続ポイントを許してしまう。20-9と大量にリードを許してゲームポイントを握られ、1ゲームを簡単に落としてしまう。
第2ゲームは、ルー・ラン選手の上背を生かしたスマッシュを我慢してラリーに繋げた平山選手は、中盤まで何とか12-10と食らいつく。しかし、そこから点数がなかなか取れず、21-14で試合を落としてしまった。「緊張してなかなか本来の自分を出し切れなかった。」と悔やんだ平山選手だったが、「今後はスーパーシリーズでベスト8に入ることを目標にして頑張りたい。」と今後の抱負を語っていた。
|
|
男子ダブルスの2回戦には、坂本修一/池田信太郎ペアが登場し、イエンス・エリクセン/マーチン・ルンドガード・ハンセン(デンマーク)と戦った。
坂本/池田ペアは、第1ゲーム立ち上がりに緊張からか6連続で失点し、池田選手が首をかしげる場面がみられた。長身のデンマークペアがネット前で立ちはだかり、なかなか自分達のリズムを取り戻すことが出来ない苦しい展開となり、出だしの失点が響いて17-21で失った。
第2ゲームに入ると、「足を動かしていけ」との指示を受けて、動きが良くなり、坂本/池田ペアの持ち味であるスピーディな攻撃が見られるようになった。また、第1ゲームはデンマークペアに高い打点から落とされて苦戦したが、ドライブ合戦も制するようになってきた。特に、19- 13とリードした場面では、坂本選手がエリクセン選手のレシーブを読み切り、鮮やかにネット前で決めて20-13とゲームポイントを握った。最後はイエンス・エリクセンがドライブをネットにかけ、21-13で取り、勝負はファイナルゲームにもつれ込んだ。
ファイナルゲームはお互いに一歩も譲らない白熱した戦いとなった。19-17と坂本/池田ペアがリードすると、デンマークペアも追い上げ、19オールとなった。ここでデンマークペアのドライブを池田選手がクロスに切り返し、マッチポイントを握る。しかし、デンマークペアはこれを凌ぎ逆に21-20とリードした。
「世界選手権以降、ファイナルを迎えても自信を持てるようになった。」と坂本選手が話せば、「マッチポイントを握られても慌てず、勝ちたい気持ちで戦った。」と池田選手が言うように粘りを見せて同点にした。
坂本のドライブがネットにかかり、2回目のマッチポイントを握られたが、デンマークペアのサービスミスで再び追いつくと、池田選手のドライブが決まり、最後は相手のネットプッシュを池田選手が鮮やかにレシーブしてゲームセット。 24-22で勝負を決めた池田/坂本ペアが明日の準々決勝に駒を進めた。明日は、オリンピック金メダリストのチャンドラ・ウィジャヤ(インドネシア)/トニー・グナワン(アメリカ)と対戦する。
「胸を借りるつもりで向かっていく」と坂本選手がコメントし、池田選手も「目標にしている選手なのでくらいついて勝ちにこだわりたい。」ともう一段高いところに目標を置いて戦う気持ちを全面に出していた。
|
 |
 |
一方の山でも大熱戦が繰り広げられた。
先日の世界選手権準決勝で、坂本/池田ペアの決勝進出の夢を打ち砕いたイ・ヨンデ/ジュン・ジェサン(韓国)と対戦した舛田圭太/大束忠ペアがファイナルゲームにもつれる接戦の末勝利を挙げた。 午前中に行われたミックスダブルスでは1点に泣いた舛田選手が、痛めた足をものともせずに強敵を打ち破りベスト8に進出した。勝った瞬間、二人とも大声を上げて喜びを表現していた。「素直に嬉しい。」と大束選手は喜びを表現し、「混合ダブルスで悔しい思いをした。体はきつかったが、100%以上の力を出し切れたと思う。」と舛田選手も厳しい戦いを振り返っていた。
「坂本/池田ペアに追いついていこうと思ったことがいいモチベーションになった。」と語り、ナショナルチームでともに戦う仲間達の奮起がよい刺激となったようだ。
明日は、世界選手権王者のマルキス・キドー/ヘンドラ・セティアワン(インドネシア)と対戦する。
|
 |
女子ダブルスでは小椋久美子/潮田玲子ペアがハ・ジュンユン/キム・ミンジュン(韓国)と対戦した。
第1ゲームは小椋/潮田ペアの安定したレシーブに韓国ペアはなかなか攻撃の糸口を見い出すことができず、完全にペースをつかみ21-9で簡単に奪った。
第2ゲーム、風上にたった小椋/潮田ペアは微妙なシャトルコントロールに苦しみ、クリア、ロブがバックアウトとなり、リズムをくずしてしまった。
13-17とされたところで、韓国ペアのロブに対してスマッシュばかりを打ち込んでいた小椋/潮田ペアはドロップ、クリアを織り交ぜた攻めで徐々に点差を詰めて
いったが17-20とゲームポイントをとられてしまった。
ここで小椋選手のクロスカットを懸命にヘアピンで返したハ・ジュンユンの球は甘く、潮田選手がプッシュを決めて18-20。
さらにハ・ジュンユンのスマッシュ、ドライブを小椋選手がしっかりレシーブし、あげてきたクリアをドロップ。これが決まり19-20とした。
しかし、最後は小椋選手のレシーブが甘くなったところをハ・ジュンユンに決められ19-21で失った。
ファイナルゲームは、4-4の同点からお互いに連続ポイントを与えないシーソーゲームとなったが、抜け出したのは韓国ペア。
8-9から3連続ポイントをあげて11-9として、チェンジエンド。
また、風上のコートに入った小椋/潮田ペアは、ロブがバックアウトになり、なかなか追いつけない。
12-14にされると、潮田選手のドライブのクロスリターンがサイドアウト。
小椋選手がドロップをネットにかけるなど連続4ポイントを失ってしまった。
「韓国ペアの粘り強いプレーに押されて、我慢できなかった」と小椋選手が話すように、ミスが続き15-20でマッチポイントを取られるとキム・ミンジュンの
スマッシュが決まり、結局1-2で敗れた。
試合後、小椋選手は「明日中国選手と対戦したかった。たくさんの方に応援してもらい、あたたかい物を感じた。悔しい思いがある。」と話し、
潮田選手も「中国選手との試合をみてほしかった。他の日本選手が勝ち残っているので応援してほしい」と悔しさをにじませていた。
|

|
 |
 |