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男子シングルス決勝戦:タウフィック・ヒダヤットVSバオ・チュンライ

男子シングルス決勝は世界ランキング4位のタウフィック・ヒダヤット(インドネシア)と世界ランキング23位のバオ・チュンライ(中国)の顔合わせとなった。
タウフィック・ヒダヤットは準決勝でシモン・サントソとの同国対決をファイナルで、バオ・チュンライはベトナムの新鋭グエン・ティエンミンをストレートで破って勝ち上がってきた。

第1ゲーム序盤はタウフィク・ヒダヤットがバオ・チュンライのフォア奥に意識的にシャトルを集める。これに対しバオ・チュンライはストレートスマッシュやクロスカットで対抗していく。しかしバオ・チュンライは「相手は昨日3ゲームやって疲れていると思ったので動かしていこうと思った。」と話すように破壊力のあるスマッシュはこれまでの試合ほど多くなく、つないでいくプレーでチャンスを待つ。12-10となったところで勝負どころと判断したバオ・チュンライはクロススマッシュや素早くネット前につめてのプッシュなどで連続5ポイントをあげて突き放す。結局21-15でバオ・チュンライが奪った。


第2ゲームに入ると「サウスポーは苦手だ。」というタウフィック・ヒダヤットにミスが目立ち始める。9-3とリードされてからバオ・チュンライのクロスカットのコースを読みネット前に落としたり、身を呈してスマッシュをレシーブしてミスを誘うなどタウフィック・ヒダヤットも随所にいいプレーをみせ11-7と追い上げをみせる。しかし早く攻めようとする気持ちが強く肝心な場面でミスを重ねてしまう。20-12とバオ・チュンライがマッチポイントを握ると3本連続のスマッシュをしのいだタウフィック・ヒダヤットだが放ったクロススマッシュがサイドアウトとなり21-12のストレートでバオ・チュンライがこの大会初優勝を飾った。
バオ・チュンライ選手は「日本は大好き。多くのファンの前で持てる力を出し切れてうれしい。試合を大事に戦い勝ってきたことが優勝につながった。来年のトマスカップ、世界選手権でいい成績を収めたい。」とコメントした。


女子シングルス決勝戦:ワン・イーハンVSワン・シン

女子シングルス決勝は世界ランキング4位のワン・イーハン(中国)と世界ランキング72位のワン・シン(中国)が対戦した。
ワン・イーハンは準決勝で廣瀬をファイナルの末破り、昨年に続いての連覇がかかっている。対するワン・シンは怪我のため大会出場が少なく予選からの勝ち上がりながらティーネ・ラムンセン(デンマーク)やワン・リン(中国)のランキング上位者を破り勢いに乗っている。
第1ゲームはお互いに手の内を知り尽くしているだけに静かな立ち上がりとなった。4-4からワン・イーハンが初めて連続スマッシュの後ネットにつめて決めると、ワン・リンもすかさずスマッシュ&ネットで対抗する。ゲームが一気に動いたのは7-7の同点から。ワン・イーハンのクリアーでの揺さぶりにワン・シンにミスが続く。またクロスカットやネット前に踏み込んで低くて速いロブを送るなどワン・イーハンの良さだけが目につく展開となり連続11ポイントをあげる。最後はワン・シンがストレートカットをクロスに返そうとするがネットにかかり21-8でワン・イーハンが奪った。

第2ゲームに入っても流れは変わらない。ワン・シンがコートを広く使い、多彩なショットを放ってもワン・イーハンは長い手・足をいかしてレシーブして付け入る隙を与えない。17-9からはワン・イーハンがスマッシュ&ネット、サービスエース、ヘアピンを決めてマッチポイントを握ると最後はネット前に浮いた球を押し込み結局21-9のストレートで破り大会2連覇を達成した。
優勝したワン・イーハン選手は「今日は相手以上に実力を発揮することができた。全体的にレベルアップ出来たし、シャトルコントロールも正確になった。今後はいろいろな試合に出て優勝を勝ち取りたい。」と喜びを語った。




男子ダブルス決勝戦:マルキス・キドー/ヘンドラ・セティワンVSヨナサン・スリャタマ・ダギス/リアン・スクマワン

男子ダブルスは世界ランク4位のマルキス・キドー/ヘンドラ・セティワン(インドネシア)と世界ランク24位のヨナサン・スリャタマ・ダギス/リアン・スクマワン(インドネシア)の同国対決となった。
第1ゲームはドライブで攻めあうスピード感あふれる展開になった。キドーがドライブと柔らかいラケットワークで前衛に入り長身のセティアワンが角度あるスマッシュで決めていく。一方若手のダスキ/スクワマンは素早くローテーションしスマッシュを連打し、コート内を駆け回る。経験で勝るキドー/セティアワンがゲームをリードしながら点数を重ね16-12とする。ダスキ/スクマワンは攻撃をしのぎミスを誘い17-17と追いつくが、肝心な場面でスクマワンにミスが重なり逆転できない。最後はダスキのレシーブがサイドアウトし21-19でキドー/セティアワンが奪う。
第2ゲームは前半1点を争う好ゲームとなった。試合が動いたのは13-12とキドー/セティアワンがリードした場面。粘り強くラリーされ決め急ぐキドー/セティアワンはミスを連発してしまう。さらにリズムに乗ったスクマワンがスマッシュを決め20-16とゲームポイントを奪う。しかし、焦ったダスキがサーブミスをしてしまい、流れが一気に傾き、連続4ポイントを失い延長ゲームとなる。追いつかれたダスキ/スクマワンは反撃できず最後はキドーのジャンピングスマッシュが決まり24-22で優勝した。
本大会初優勝のキドー/セティアワンは「うれしいと同時に今年のスーパーシリーズでの初優勝になるので今後の選手生活の大きな弾みになる」と喜びを語った。


女子ダブルス決勝戦:前田美順/末綱聡子VSマー・ジン/ワン・シャオリー

女子ダブルスは日本勢として19年ぶりに決勝進出を果たした前田美順/末綱聡子(NECスカイ)と世界ランク18位のマー・ジン/ワン・シャオリー(中国)が対決した。
日本選手として全種目を通して初優勝がかかる前田/末綱に注目が集まった。
第1ゲーム日本ペアは粘り強くレシーブし前田がチャンスで素早く前衛に入り決め8-5とリードを奪う。レシーブ中心の日本ペアに対して中国ペアはマーが前衛でチャンスを作りワンが力強くスマッシュを決めていくパターンで12-10と点数をつめていく。中国ペアはオープンスペースにうまくシャトルを運ぶ、一方日本はうまくローテーションしてラリーする。しかし、左右に揺さぶられる日本ペアはロブのミスやリターンが甘くなってなったのをスマッシュで決められるなどして連続6ポイントを与えてしまい16-12と引き離されてしまう。末綱が「レシーブ、攻撃と中国選手に負けていないところもあったが、要所要所のツメが甘かった」と振り返ったように肝心なところで決められず20-16とゲームポイントを握られてしまう。追いつめられた日本ペアだが弱気になることなくレシーブしミスを誘い20-19とつめ寄る。最後は末綱が読んで前衛に飛び出すが逆サイドにリターンされノータッチ。21-19で奪われてしまう。

第2ゲーム日本ペアはタッチの早い中国ペアの球回しに必死についていく。お互いに点数を取り合い10-10と接戦になる。集中力を欠いた中国ペアはロブのアウトなど自分たちのミスで連続5ポイントを失い日本ペアが15-12とリードする。気持ちを切り替えたマーは丁寧に前衛でチャンスをつくりワンがスマッシュを決めていく。日本ペアはレシーブから攻撃への形に持っていけず17-17と追いつかれてしまう。勝負どころでスピードを上げた中国ペアはスマッシュ、プッシュで攻め立てて20-17でマッチポイントを握る。最後はマーのサービスプッシュが決まり21-18でスーパーシリーズ初優勝を飾った。
試合後のインタビューで「日本の唯一の国際大会で表彰台に立てたのはうれしい」と末綱が語った。中国ペアは「前田/末綱は強い、世界でもトップレベルだ。攻撃も守りも素晴らしい」と接戦を振り返った。


混合ダブルス決勝戦:ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティーナ・ペターセンVSソンフォン・アヌクリタヤウォン/クルチャラ・ウォラウイチツアイクル

ミックスダブルスは世界ランク6位のヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティーナ・ペターセン(デンマーク)と世界ランク13位のソンフォン・アヌクリタヤウォン/クルチャラ・ウォラウイチツアイクル(タイ)が対戦した。
第1ゲームは長身のソンフォンの後衛とクルチャラの前衛で攻めるがデンマークペアが丁寧にレシーブし主導権を握る。リーチの長いヨアキムが我慢強くラリーしチャンスを作れば、クリスティーナが素早く前衛に入り決めていき18-9と大量リードを奪う。最後はハーフロブにクリスティーナが素早く反応し前に落として21-13で奪う。
第2ゲームお互いに点を取り合い10-10と競った場面でクルチャラのネット前が冴える。素早く前に入りプッシュ、ヘアピンと使い分けチャンスを作り、徐々に点数を重ねていく。思うように決められないデンマークペアはミスをしてしまい連続4ポイントを失い20-14とゲームポイントを握られ、21-16でタイペアが奪い返した。
ファイナルゲームは第2ゲーム同様クルチャラの前衛が冴えるが、ヨアキムがコート内を動き回りチャンスを作りクリスティーナがプッシュを決めていきなんとかデンマークが13-10とリードする。タイペアもソンフォンのスマッシュでつめ寄るが、なかなか逆転することができない。しかし、クルチャラの前衛にクリスティーナが対応することができなり19-18とついに逆転に成功する。先にタイがマッチポイントを握る。デンマークペアは追いつき延長ゲームになるが、最後はソンフォンがスマッシュを決めて22-20でタイがスーパーシリーズ初優勝を飾った。


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