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スマッシュクイーン

YONEX OPEN JAPAN 2016のスマッシュクイーンをご紹介します。

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金メダリストが凱旋!女子ダブルスの髙橋&松友が初登場

2016.9.21 25:00

男子シングルス

ヤン・ウ・ヨルゲンセン(デンマーク) VS イ・ドンクン(韓国)

第3シードのヨルゲンセン(WR5位)が韓国のイ・ドンクン(WR16位)を迎え撃つ。

この試合で楽しみなのが、“攻め”のヨルゲンセンと“守り”のイ・ドンクンと、プレースタイルが正反対のふたりがどう試合を展開するかにある。

これまでの対戦成績は、ヨルゲンセンが6戦全勝と圧倒的にリードしている。ただ、イ・ドンクンはファイナルや延長ゲームと激しい抵抗を見せることが多く、「いつも彼とはタフゲーム。疲れる試合になるね」とヨルゲンセンは話している。

一方、イ・ドンクンは「ヨルゲンセン選手は長いラリーに持ち込ませず、ラリーを切ってくる。そうさせないためにどうするかがカギ。今回こそ勝ちたいよ」。

今回も攻撃型が勝つのか、はたまた守備型がついに初勝利を収めるのか。大会3日目は、そこをチェックしてほしい。

観戦豆知識①
ヨルゲンセンのタトゥーは“だるまさん”

ヨルゲンセンの右太ももには、“だるまさん”のタトゥーが刻まれている。日本でお馴染みの“だるまさん”は、もともと中国禅の開祖・達磨大師を模しており、ヨルゲンセン自身、普段、禅を組むこともあるという。

ちなみに右太ももの“だるまさん”の目は、片目しか塗りつぶされていない。
「いつか夢が叶ったら塗りつぶすつもり。夢が何かかい? それは言えないよ。笑」

将来、だるまさんに両目が入っている日が来たら、それはヨルゲンセンの夢が叶った証拠だ。

観戦豆知識②
イ・ドンクンのグリップのこだわりは?

「ピアノをやっていたからだよ」と話すイ・ドンクンの指は、驚くほど細く、長く、そして美しい。その長さからすると、さぞグリップは太いのかと思いきや、意外と細めだった。

「昔は太いのを使っていたんだけどね。でも、細いほうが操作しやすいって気が付いたんだよ」

大会会場では、手の大きさとグリップの細さをチェックしてみて!


女子シングルス①

奥原希望(日本) VS チェン・ユーフェイ(中国)

昨年、ケガから復帰して3年ぶりにヨネックスオープンジャパンに出場し、「本当に幸せだった」と語った奥原希望。その後、順調に駆け上がり、リオ五輪では銅メダルに辿りついた。その奥原が感謝の気持ちを込めて、明日も戦う。

対戦相手は19歳のチェン・ユーフェイ。2年前に対戦した際は、「すごい動きが速かった」。 厳しいトレーニングを重ね、レベルが上がっているであろう世界ランキング46位に対し、「出だしでプレースタイルを掴んで、主導権を握りたい」と目論んでいる。
オリンピック前のピーク時のコンディションに比べると、今は同じとはいえない。しかし、「その日の100%を出すことが大事」と明日も力を出し切ることを約束している。いつでも全力の奥原プレーに注目だ。


女子シングルス②

ラチャノック・インタノン(タイ) VS 三谷美菜津(日本)

13年世界選手権を18歳で制した21歳のインタノン(WR5位)と、2013年の全日本チャンピオンの三谷(WR19位)が顔を合わせる。

インタノンは今年のスーパーシリーズで3回優勝し、オリンピックでも優勝筆頭候補だった。しかし、日本の山口に敗れて、金メダルという最大の目標には届かなかった。ただ、すでに心は次の目標へと切り替えている。

「落ち込んだけど、いまは世界ランキング1位になることと、スーパーシリーズファイナルで勝つことを目標にしています」

そんなインタノンはコートを俊敏に駆け抜ける足があり、鋭いカットで得点を重ねていく。対して三谷はシャトルを拾いまくって、相手をうんざりさせるラリー型だ。

「ロングラリーは苦手」というインタノンに対し、三谷は「私の持ち味は粘り。明日も粘って行きます」と勝機を探っている。2014年の世界選手権で演じたインタノン勝利の再演が目標だ。


女子シングルス③

髙橋沙也加(日本) VS 佐藤冴香(日本)

激しいスマッシュの応酬を予感させるのがこの対戦だ。昨年10月、右膝前十字靱帯を部分断裂し、11カ月ぶりに国際大会へ復帰した髙橋沙也加が、予選、1回戦を突破。日本の佐藤と相まみえる。

世界ランキングは138位の髙橋は168センチと長身の左利きで、持ち味は攻撃力。リオ五輪女子ダブルスで金メダルを獲得した髙橋礼華は2つ上の実姉だ。一時はケガでバドミントンをやめようとまで考えたが、今は「東京では私が“金”を獲る!」と、気持ちを一新している。

「今はケガでいつも通りでない分、攻めるラリーだけでなく、粘って粘ってというプレーも出せている。ラリーする力はついた」と、新たな収穫を感じている。

一方、佐藤冴香も悔しさを胸に秘めている。ロンドン五輪のあと、2度目の五輪出場を目指したが、奥原、山口に敗れ、あと一歩のところでリオの出場権をつかめなかった。

「オリンピックの日本のメダルにはおめでとうという気持ちがあります。でも、自分がオリンピックに行けなくて悔しいという気持ちが真っ先にあって…。この悔しさをヨネックスオープンジャパンにぶつけたいと思って練習してきました」

そんな佐藤は「体調を万全に整えてきた」と自信をにじませる。髙橋とは、同じ長身で左利き、さらに攻撃型とあって、「どちらが先にスマッシュを打つかで勝負を決まるでしょう」(佐藤)と覚悟している。

それぞれの思いがこもっているこの一戦。どちらがより多く攻撃するのか、見届けてほしい。


男子ダブルス

ゴー・Vシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア) VS ファン・カイシャン/ワン・イルユ(中国)

オリンピック後、様々なお祝いが続いたリオ五輪の銀メダリスト、ゴー/タン(WR9位)が、いよいよ戦闘態勢に入った。

「オリンピック後に休みがあって、今の仕上がりは60%から70%くらい」と話した27歳ペアだが、1回戦でタイペアを圧勝で下し、試合勘を取り戻しつつある。

オリンピックでメダルをもたらした原動力はトリッキーな攻め。タンが果敢にネット前に切り込み、ゴーの強打へ繋げるのが必勝パターンだ。これぞ男子ダブルス! というスピード感を二人は見せてくれそうだ。

そんなマレーシアペアの2回戦の相手は、中国のファン/ワン。組んで「1~2カ月かな」という中国ペアとマレーシアペアは初対戦になる。

中国の20歳&21歳ペアは「僕らは若いのがとりえ。スピードで仕掛けますよ。相手は銀メダリストだからこちらにもプレッシャーはないしね!」。

やはり至高のスピード戦が期待できそうだ。


女子ダブルス

髙橋礼華/松友美佐紀(日本) VS チャン・カイシン/フン・シーハン(チャイニーズタイペイ)

1カ月前のリオ五輪で日本中を沸かせた日本の誇り・髙橋/松友がいよいよ凱旋する! 金メダリストペアは、第1シードに座して、明日が初登場。世界一の強さがどういうものか、間近で教えてくれそうだ。

そんな2人の対戦相手は、世界ランキング191位のチャン/フン。26歳ペアは日本の若手・川島/上杉を19本、15本で下して2回戦に進出した。

これまでチャン/フンペアが出場したのは3大会と練られた相手とはいいがたい。髙橋/松友とは差がありそうだが、「もっと強くなりたい。バドミントンを突き詰めたい」という2人が攻撃の手を緩めることはないだろう。そんな真摯な金メダリストの姿勢に注目してほしい。


混合ダブルス

数野健太/栗原文音(日本) VS キム・ギジュン/シン・ソンチャン(韓国)

1回戦の相手が棄権のため、2回戦から数野/栗原(WR14位)が登場する。昨年から組み始めた2人は、わずか1年半でリオ行きの切符を手に入れ、5位入賞を飾った。そんな2人は、1回戦で敗れた1年前のヨネックスオープンジャパンをこう振り返る。

「組み始めたばかりで、コンビネーションもめちゃくちゃだった。でもオリンピックにも出られるようになって、1年間で積み重ねたものがある。それをバドミントンファンに見てもらいたい」

実は昨年、敗れた相手とは、今回、対戦するキム/シンである。現在、韓国ペアの世界ランキングは23位。前回は格上だった26歳&21歳ペアは、準決勝まで勝ち上がり、3位入賞を遂げた。

こう記録を振り返ると、今の数野/栗原なら1年前の韓国ペア以上の結果が望めるのではないかと期待が膨らむ。ただひとまず日本のファンは数野/栗原がどんなリベンジを展開してくれるのか、温かく見守ろう。


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